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56/
とけいの はりが うごく おと
それを じっと きいているのが すきです
とくに
とけいが とまるまで
とけいが とまるんじゃないかと
はらはら わくわく
じっときくのがすきです
そして
とけいの はりが うごく おと
そんな おとが きこえる へや
そんな へやに いるのが すきです
じっと ひとり。
(030111)
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55/
●食パンを ひとり買うかな 誕生日
●40に なっても30の 無精髭
(030108)
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54/
ことし はじめて
ゆきが ふった
しろい しろい
そんな 日は
ゆっくり そろそろ あるいてく
はしゃぎすぎないよう
よろこびすぎて
だれかを きずつけないよう
ゆっくり そろそろ
ぼくは あるく
はじめて ゆきが ふった
そのすぐ あとに
ことしは もう おわってしまい
またあたらしい 年
ほんのひとときの 休息
そしてまた繰り返す 退屈な360日
おとなになると
だんだん 年月が
使い捨てのカップのように
ひどく 安っぽく おもえてくるんだ
ゆきが ふってる
ぼくは ゆっくり
そろそろ あるいてく
去年も ゆきが 舞う 空を見た
来年もきっと 見るだろう
あと何回 見るのだろう
使い捨てカップのような
ぼくの 年月
カップに 雪を詰めて
ゆっくり そろそろ。
(021221)
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53/
みちをあるく おばあさん
ぼくはあなたがわからない
あなたの勇気がわからない
あなたは死のすぐそばにいる
ぼくよりずっと近く
ともだちのようなところに 死はいる
なのに なぜ
あなたは
そんなに しずかなのか
やわらかに わらっているのか
ぼくにはわからない
その勇気を
少しでいいから
分けてくれませんか
(021221)
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52/
夏が秋になる日
それがぼくにはわかった
ずいぶんむかしのことだけど
夏が秋になるその日が
ぼくにははっきりわかった
学校から かえり
いえが ちかづく
そんなとき
すこしずつ すこしずつ とどく
きんもくせい の かおり
きいろい ちいさな はな
ふかみどりの はに だかれ
あんな ちいさな はな
こんなに とおくまで
かおるなんて
いきを すいこめば
つめたい 一筋の みずのように
肺に おりる くうき
あの くうきは
はげしく 粒子が ぶつかり合うような
夏のにおいではなく
ながい ねむりに おちるような
ふかく やわらかな かたまり
りょうてを ひろげ
おおごえを あげ
ぼくは その かたまりに
身を投げた
よろこびに ふるえながら
夏が秋になる日
それがわかったのは
いつのことだっけ
いま
ぼくは
カレンダーを見つめて つぶやく
「もう秋か」
きんもくせいが ないからね。
(021018)
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51/
きょうは あめふり
灰色のくもが ビルのあたまをつつんでる
こんやは 月はみえないだろう
でも ぼくは おぼえてる
きのうの よるの あの月を
海の底にねむる 銀貨のように
月は冷たく ひかっていた
夜の空にむかって 腕をのばす
海の底の 銀貨をつかむように
月にふれることができるんじゃないか
そんなふうにおもった
ぼくの腕のさきと
月のあいだに
よこたわる
途方もない空間
85センチのぼくの腕
何本くらいで 月にとどくんだろう
でもそんなに 数はいらないはずだ
この地球にいる人間の腕の数
それでじゅうぶんなはず
あの銀貨のような月にふれる
そんなことだってできる
さらさらした砂
ごつごつした岩
きょうは あめふり
こんやは 月はみえないだろう
でもいいさ
月はまた 夜の空を滑る
月は そこにある
まるい衛星として
宇宙を飛んでいる
絵でも写真でもなく
虚空に まるい大地が広がっている
ばかだな ぼくは
それに気がつくのに
39年もかかるなんて
でもいいや
それに気づいた
それだけでいいや
地球にうごめく
ちりのようなぼくとしては
それだけでいい
きょうはいい気分。
(020823)
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50/
ぼくは攻撃的なんじゃない
ただ臆病なだけだ
じぶんがつまらない人間だと知られたくないから
さきに人を責めるんだ
ぼくはおしゃべりじゃない
ただ臆病なだけだ
じぶんがつまらない人間だと知られたくないから
沈黙をつぶして回るんだ
ぼくは愛想よくなんかない
ただ臆病なだけだ
じぶんがつまらない人間だと知られたくないから
わらって人気取りをしているんだ
ぼくは自信なんかない
ただ臆病なだけだ
じぶんがつまらない人間だと知られたくないから
胸を反らせて大きく見せようとしているんだ
ぼくは人気者じゃない
ただ臆病なだけだ
じぶんがつまらない人間だと知られたくないから
人前で飛んだりはねたりしてるんだ
ぼくに智恵なんかない
ただ臆病なだけだ
じぶんが無知だと知られたくないから
知ったかぶりしてるんだ
ただ臆病で卑怯なだけなんだ。
ぼくは。
(020814)
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49/
おおきな くすのき
あなたは 500年いきている
あなたの みたものに くらべると
ぼくがみるものは ほんのすこし
おおきな くすのき
天にむかって まっすぐに
いつもお日様 向いてたつ
ふとい ひろい 枝をひろげる
やさしい 木陰を つくりながら
あなたのしたで 旅人は
やすみ また歩く
あなたの枝で 鳥たちは
うまれ やがて うたう
その幹から ひとは
ほとけを削り 心あたためる
おおきな くすのき
だまって たっている
あなたは なにも語りはしない
でもぼくは知っている
ひとはだれも
あなたのようにはなれないことを
(020814)
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48/
むかし 愛したあのひとは
たんぼのまんなかに住んでいた
あおい稲のうみのなか
白い家に住んでいた
日が落ちると そこは
深海の底でしかなく
目を開けているのか閉じているのかわからない
ふかい闇のなかに ぼくはいた
じっと うずくまって。
むかし 愛したあのひとを
家におくったその帰り
ふりむいても ふりむいても
なにもみえない
くらいそら くろいくも
ただひとつのあかりも
ふと消えた
ぼくのまえによこたわる
へびのような くろい道
電柱のしただけ あかりがついて
それが地平線まで
ずっと ならんでた
農協の穀物倉庫の白い壁
その横に ぼくは車をとめた
あらい息をしずめるために
電話ボックスのあかりが
じぶんの家のように思えて
ハンドルをにぎって 頭を垂れ
ぼくはあらい息をしていた
まるで真夏の犬のように
はあはあと
「わたしを あいしてる?」
「うん」
「これからも ずっと?」
「うん」
むかし 愛したあのひとを
ぼくはもう 思い出せない
どんな 顔だったかはおぼえてる
でも 思い出せない
なぜ 愛していたのか
思い出すのは いつも
あの 暗い一軒家。
(020727)
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47/
ちょっと ひとやすみしようか
ゆっくりしようか
スロウダウンしよう
おもてなし
なんておおげさなことはできないけど
ごめんね
ここにあるのは
いつ買ったのか わからない お茶の葉と
どこのコンビニにでも ありそうな
平凡で ささやかなお菓子
おなかがすいたのなら
バナナでも かじろう
それでも ぼくは たのしい
きみが いてくれれば
つまらないはなし
くだらないはなし
ばかなはなし
そんなはなしをしませんか
いや ただ黙ってすわっていてくれても
それはそれで いいんじゃないかな
あなたが退屈でなければ
それはそれで いいんだ
ぼくは たのしい
きみが いてくれれば
ああ
ふたりで 昼寝するなんてのも いいかもしれない
ぐうぐう ぐっすり。
ほんの すこし 交差する
ぼくらの 人生
ぼくらがこの宇宙に存在すること
それ自体が天文学的奇跡なんだし
それが交差することはまして
天文学的奇跡の2乗じゃないか
計算してみようか?
すごいことだよ。
ディナーもパーティーもパワーランチも
縁がなくて
ぼくには よくわからない
でもなんだか つまらなさそうだ
それだけはいえる
ごめんね
ここにあるのは
いつ買ったのか わからない お茶の葉と
どこのコンビニにでも ありそうな
平凡で ささやかなお菓子
それでもよければ
ぼくのところに来てくれませんか
天文学的奇跡の2乗を祝福するために。
(020710)
46/
窓辺にすわった ぼくの体は
梅雨どきには めずらしい
かわいた空気を吸って
毛穴から 水けを吐き
皮膚は呼吸
髪の毛はのびほうだい
つめはそろそろつめ切りが必要だ
みみあかもたまったりして
そうやって細胞分裂をくりかえし
もう39年になる
ありがたいことだなあ。
ほんのちょっとのあいだ
そう あと40年くらいかな
ぼくのからだは細胞分裂できるんだ
あたまはどっちかというとからっぽ
さいきん なにも考えてない
でもいいさ
ぼくの細胞は分裂をやめずにいてくれる
1963年1月8日以前
ぼくは いなかった
そして またいつか
ぼくがいない時間がはじまる
1963年1月8日以降
部長になりたいとも
ホテルライクなマンションがほしいとも
ユースケサンタマリアみたいに人気者になりたいとも
ぼくはおもわない
おもったこともない
それでも十分さ
細胞が分裂しつづけてくれるんだし
それだけで
それだけで いいや。
(020619)
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45/
ぼくの内がわと外がわをへだてるもの
それは たった一枚の皮膚。
イボが出て 毛がはえて
じんましんと ほくろだらけの
ささくれた皮膚。
2370グラムの脳がなければ
ぼくは皮膚につめこまれた
肉と骨の混合物でしかなく
ぶたの腸詰めのほうがまだしも
ひとさまの役にたつかもしれない
2370グラムの精神を てっぺんにのせ
ふらふら よろよろ あるく
重さ60キロの ソーセージ
それが ぼくだ
おまけに
この腸詰め 皮膚は荒れていて
スーパーマーケットにならべても
だれも ふり向かない
あろうことか その
たった一枚の皮膚のせいで
ぼくは ぼくの人生を生きるしかなく
ほかの誰にもなれない
皮膚に監禁された 2370グラムのせいで
ぼくの
よろこび
かなしみ
にくしみ
ぼくの
知識
霊感
情動
それはみんな
あの2370グラムの肉の
なかでくり広げられる
ちいさな ちいさな いとなみ
それをのぞけば
あとは
重さ60キロの革袋
意味もなく
血と肉と骨を詰め
きょうも
あるいている
ふらふら よろよろ。
(020604夜)
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44/
しょせん このからだは
ぼくの精神をいれる器にすぎず
器がふらふらと さまよっているだけの街
しょせん ぼくの精神は
ぼくのからだを一歩も出ることができず
器のなかを うろうろするだけの精神
そしてすべての人生は交換不可能で
ぼくはたったひとつの精神と器をもって
ふらふらと街をさまよう
たったひとつの器と精神が
ゆきかう さまよう
濁流のような
JR新宿駅南口。
ぼくは
失神しないよう
電柱にしがみつくのが精一杯。
JR新宿駅南口で。
(020601未明)
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43/
地下鉄の むかいの席にすわったあなた
あなたは どんな ひと なんですか
きれいな 髪ですね
笑顔が ステキですね
もしかしたら ぼくたちは
恋人になれるかもしれない
意志の強そうな まなざしですね
誠実でまじめな 本を読んでますね
もしかしたら ぼくたちは
一生の親友になれるかもしれない
智恵をたたえた お顔ですね
経験を積まれた 白髪ですね
もしかしたら あなたは
ぼくの人生の師になってくださるかもしれない
でも
あなたとは
言葉さえかわせず
わかれてしまう
2分41秒ほど
ぼくたちの人生は交差したのに
もう一生会えないなんて
なんて
なんて
もったいない
とにかく
話をしませんか
駅のホームで。
(020601未明)
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42/
あたりまえのことが
あたりまえにおこなわれない
こんなばかげた現実と対処する方法
それは現実を無視することしかない
ふとそんなきもちになる
でも
それでも
すこしでいいから
うごいてみたい
しらんぷりしてすどおり
それだけはしたくない
理想は高くかかげて
でも むきあうのは
あまりにくだらない現実
あまりにあほな人間たち
それでも
真剣に むきあうことだけは忘れたくない
誇りをもって 理想を掲げ
闘え
醜悪な現実と。
どんなくだらないことも
どんな些細なことも
ひとつひとつ たたきつぶせ
手を止めるな
うしろに下がるな
無視するな
逃げるな
そうでないと
理想は1センチも近づいてくれない
ぼくは愚かなままで
1センチもうごくことがない
こわがらなくていい
武器は このこころの中にある
武器は みんなのこころの中にある
みんなそれぞれ 武器をもっている
やさしさ
知力
ねばりづよさ
正直
誠実
持続力
何でもいい
こころの武器を取れ
そして現実とたたかえ
それぞれの武器を取り
それぞれの戦場で
やさしく、しずかに。
(020531夜)
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41/
ひとりの夜
受話器をもって プッシュして
ちょっとのあいだ きこえる
音のない瞬間
ぼくはその瞬間が大好きで
すっと逃げてしまう
空気のふるえる瞬間が大好きで
ふるえる空気に耳をかたむける
どこかで何かがふるえてる
とおくで とおくで
ふるえてる
ささやくような 声
とおくから とおくから
きこえる
ちいさな ちいさな音
鼓膜をそっとなでている
それは空耳なんかじゃけっしてなく
誰かが 誰かをもとめる
こころの痕跡みたいな気がする
窓から見える
あかりはこんなにも多くて
そのあかりのなかで
だれかが受話器をにぎってる
だれかがだれかを求めてる
一体何人くらい?
銅線の網のなかで
ほんの一瞬 交差する
あなたのこころ
ぼくのこころ
ぼくは あなたに
あったことは ないけれど
あなたのことはよく知ってる
もしもし?
(020518)
************************
40/
12時をまわったね
時計がかちかちいう 音がするよ
時計の 音しかしない
この部屋には
もう 電話をする 時間じゃない
電話を かけてくる ひともいない
みんな なにをしてるのかな
本は みなよんだ
レコードは ききあきた
テレビは つまらない
メールは たいへんだ
なんの音もしない
なんにもすることがない
しずか。
ひとり。
目は どこにも焦点をむすばない
ただ ぼくだけがいる
ぼくは
ぼくとだけ話してる
窓をあけて
夜の空気を吸おう
ビルのあかい灯
ふるふる 心臓みたい
くるまは ゆっくり走り去る
空港のあかりも もう消えた
とおくで サイレンの音がする
むずかしい話は あしたに しよう
どうせ ろくな結論は出ないさ
こんなつかれきった頭じゃ。
12時をまわったね
ふろでも入れるよ
そして眠るんだ
ぐっすりと。
あたまが休みたがっている。
12時をまわったから。
じゃあ、またあした。
(020515)
************************
39/
ブルゴーニュの樽のなかで
ぶどう汁がワインに変わる瞬間はいつなのか
マンハッタンのキッチンで
ケトルの水がお湯に変わる瞬間はいつなのか
東シナ海に流れ込んだ長江の
真水が海水に変わる瞬間はいつなのか
この地球に住む60億のこころのなかで
恋が愛に変わる瞬間はいつなのか
誰ですか?
境界線が引けないのものに
むりやり境界線を引こうとする人は。
自然はほんとうにあいまいで
線なんてめったに引かない
それどころか
陸は海となり
海は山となる
そして
恋は愛となる
ぶどう汁がワインになり
長江が東シナ海になるように。
人間だけだ
傲慢にも
「境界線」をいいはってはばからないのは。
(020430)
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38/
最悪な夜
それは ともだちをうしなった晩
けんかした
誤解された
誤解した
ののしられた
ののしった
かげぐちがきこえてきた
かげぐちをいった
うらぎられた
うらぎった
じぶんがいやになる
面倒くさくていやになる
世捨て人になりたいとおもう
いきているのもいやになる
どうしたらいいんだろう。
そんなときは
あやまってみる
心の底からあやまってみる
てがみをかく
メールをうつ
電話をする
玄関先に現れる
もしかしたら
むこうも同じように
じぶんがいやになっているかもしれない
だから、まだなかまなんだ
そう信じて。
それだけしても
なんの返事もなければ
なにも変わらなければ
かんがえてみるといい
そのひとはほんとうに「ともだち」だったの?
「ともだち」てありつづける必要はあるの?
「ともだちが多いじぶんが好き」なだけじゃないの?
「その人とともだちである自分がステキ」と思っただけじゃないの?
それなら、やめればいい。
ともだち、やめればいい。
相手が この世のどこかで
あなたをののしり続けても
聞かなければ同じこと
関心もたなければラクなもの
一生あえなくても いいじゃない
100万年後にまた会おうぜ
あたらしい何かになって。
(020430)
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37/
いつも
いちばん たいせつなことは
いちばん ちいさな声でささやく
声高に叫ぶもの 聞けと命じるものに
ほんとうに たいせつなものは
ほとんど ない
いや すくなくとも
ぼくは であったことがない
でも そんな けがれた音に
いつもいつも とりかこまれている
それが このみにくい世界の現実だ
だから
迷ったときは
テレビを消して あかりをけす
電話をはずして ドアにかぎをかける
じっと きいてごらん
どこからか 声が する
あなたの内側から 声が する
あなたの こころの 声が する
ちいさなちいさな
ほんの かすかな
こころの 声が
だから
迷ったときは
きいてみて ごらん
ちいさな ちいさな 声でささやく
あなたの こころを。
(020417昼)
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36/
きょうは最高の一日。
公園にはユキヤナギ
ライムグリーンのわかばと
天使のような白い羽
それを見て泣いた。
水辺にはおそざきの八重桜
その花の下で
どこかのおばさんと語り合った
このサクラがどんなにうつくしいか
2年間まいにちすれ違うのらねこに会った。
はじめて体をさわらせてくれた。
臆病なやつだ
ぼくが襲ってこないのを確かめるのに
2年もかけた。
フェンスのむこうで
ぼくをじっとみていた
じっとみつめあった
おびえた目をしていた
あのねこは。
すこしずつ 近づき
手をさしのべると
「ここ、かゆい」と背中をむけた
ふわふわした まるい せなか
あたたかい てざわり
あいつはきもちよさそうに目をほそめ
しばらく のどを 鳴らしていた
ほんの36秒くらい。
おびえて臆病で迷っている
いつもひとりでいる
あいつは ぼくとそっくりだ
おなじ 目をしてる
うれしいよ
ともだちに なれたね。
37秒後
あいつは えさを探して去っていった
ふり向きもしなかった。
百万年後に また会おうぜ。
きょうは最高の一日。
さつきの花が咲き始めたんだ。
(020404未明)
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35/
「死にそうなほどつらかった」
そんなことを口にするひとはけっこう多い
でも
そんなことをいうひとは
本当につらかったんじゃないとおもう。
すくなくとも
本当の きもちじゃない
そうおもう。
ほんとうに どうしようもなく つらいときは
ほんとうに がけっぷちまで 追いつめられたときは
死は あたたかい
すくなくとも
この むごたらしい 現実よりは
この クズに満ちた 世界よりは
この あほばかりの 人間どもよりは
暗やみのなかで どうしていいのか わからず
手を伸ばしたとき
おもいがけず 触れた 死は
どうしようもなく あたたかく
そして なつかしかった
こどものころ 抱いてねむった
ぬいぐるみの くまちゃんのように
そこに かえりたい
そう 願わずにはいられなかった
でも もうあそこには かえれない
かえる 必要もない
待ってれば あいつは 来てくれるから
そう おもったとき
ぼくの なかで
何かが かわった。
(020323昼)
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34/
つかれきって 声もでない
そんな夜は
窓をあけて
ベランダにでる
そして
ひざをかかえて
街のあかりをながめる
つかれきって 言葉もうかばない
そんな夜は
なまぬるい空気に 漬かって
ひとり つぶやく
あの あかりのなかに
ぼくのような ひとが きっといる
だまって ひざを かかえ
ぼくの部屋の あかりを ながめている
そんな ひとが ほかにも いる
そう つぶやいて
ぬるい 息を吐いている
ぬるい 空気を吸っている
(020323未明)
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33/
不老不死ってのは 勘弁してほしいな
いつまでも死なないなんて サイアクだ
いつか死ぬ
そう わかってるから
今が有り難いんじゃないのか
でもまあ
不老有死ってのは いいかもしれない
不老は ちょっと いいかもしれない
少なくとも
早漏よりはマシだろ?
(020311夕方)
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32/
一日24時間 1年365日
誰かと ずっと一緒にいるようには
人間は設計されていません
どんなに愛している人でも
うっとうしいことはあるし
地上最愛の人だって
逃げ出したいことはある
それって すごく 自然なことなんじゃないかな
愛しているよ
だから
あなたをひとりにしよう
愛しているよ
だから
ぼくのこともひとりにしてくれないか
(020311夕方)
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31/
ほんのすこしの 勇気がほしいな
ごめんね
いま誰にも会いたくないんだ
ごめんね
ひとりきりになりたいんだ
そう いえる 勇気が あればいいのにな
きっとそのほうが ひとを傷つけずに すむのにな
電話を おくれよ
そしたら こう言うんだ
「やあ」
「いま誰にも会いたくないんだ」
そんな
ほんのすこしの 勇気があればいいのにな
あとで電話するよ。
(020311夕方)
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30/
それではみなさん、本日は「死んだらどうなるか」というテーマで心ゆくまで議論いたしましょう。
「天国」や「地獄」は本当に存在するのでしょうか。
「神の審判」や「煉獄」は本当にあるのでしょうか。
ご意見のあるかたは挙手を。
はい。
死んだあと天国に行こうか地獄に行こうが、もうこの世には戻れません。
あの世に行ったら「この世」なんてぼくにはどうでもいい話です。
どうせ体は焼かれちゃうし、戻ってもホームレスです。
なるほど。続けて。
はい。
では一方、死んだら天国も地獄もなくてただただ空っぽ、絶対無だったとします。
そうなったら、ぼくは認識することすらできません。
結局、ムダです。
ふむ、なるほど。
じゃあ、こんなことでウダウダしてても、しょうがないってことだなあ。
じゃ、メシでも食いに行こうぜ。
30.1/
どうしても知りたい人は
god@heaven.com
にメールを。
devil@hell.com
にもCCで送っておくと能率的です。
日本語対応アドレスは
kamisama@ano-yo.com
enma@jigoku.com
です。
30.2/
クリックしてみた?
レス、きた?
ぜひ知りたい。
(020303未明)
***************************
29/
大人になんかなりたくない。
大人は信用できない。
大人になるくらいなら死んだほうがましだ。
若者がそう言って暴れ狂うのは
「こんな大人になりたい」
彼等にそう思わせる大人がいない証拠なのではないか
そう思うのであります。
大人なら、人のせいにするなよ。
(020228寝覚めの床にて)
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28/
「ふたり完全になんて わかりあえない。
でも、それでいいと思う。
そこが たのしいんだと思う。
しぜんに。しぜんに。」
なんてうつくしい言葉なんだ。
それを「爽健美茶」の広告コピーになんか使うな馬鹿野郎。
うつくしい言葉を大量流通させるなこの阿呆。
うつくしい言葉で物欲をごまかすなこの外道。
うつくしい言葉でカネもうけるなこん畜生。
がまんできない。
言葉の無駄遣いだけは。
(020227地下鉄車中にて)
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27/
「ひとを愛すること」に名前なんかつけやがったのはどこのどいつだ馬鹿野郎。
ほら。
「愛人」とか「恋人」とか「夫婦」とか「同性愛」とか「異性愛」とか「バイセクシュアル」とか「セクフレ」とか「友人以上恋人未満」とか
くだらない「名前」がごろごろ腐っている。
どんどん
煮詰まって
どんどんどんどん
こまかくなっていく。
「わたしとあなた」。
それだけで いいじゃん。
本当にこころから
相手を愛し 思いやり
そのひとのためにかなしみ
そのひとのためによろこぶ
もし そうなら
それを「正しい」とか「間違っている」とか
口にすること自体が まちがっている。
愛することの正誤
それは誰も決めることはできない。
少なくとも
この地上には いない。
もし
「それができる」という 人間がいたら
直ちに糾弾せよ。
「お前は神の名を語るニセ預言者だ」と。
(020223目覚めの寝床で)
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26/
全人類すべてに共通していえることは
セックスの結果生まれ
ある日突然死ぬ
そして
そのどちらも
本人の意志にまったく関係がない
それだけだ。
自分では望んでもいないのに
この世に産み落とされ
自分では望んでもいないのに
この世から連れ去られる
無茶な話じゃないですか。
ベラボーな話じゃないですか。
わやくちゃじゃないですか。
とんでもないじゃないですか。
まるで徴兵されて
戦場に駆り出された兵士。
鋼鉄の暴風雨にふるえてる。
そう
ぼくはソルジャー
あなたもソルジャー
そうじゃそうじゃ
みんなあちこち全員ソルジャー。
あ なるほど
「常在戦場」ってのは
そういう意味だったんですね。
(020223未明)
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25/
言葉の意味。
そんなもの、あってないようなものだ
言葉は意味を運ぶ
でも配達先は無数
どこへ行くのかもわからない
不特定多数の宅急便。
誰が玄関の奥にいるのか わからない
ピンポン鳴らして 誰が出てくるのか
ぼくには わからない
意味はピンポンのあとに生まれ変わる
敷居をまたいで化身する
どうなるのか ぼくにはわからない
だから、意味。
あってないようなもの。
ナッシング、無ing。
徹頭徹尾、意味なし。
(020222昼)
*************************
24/
目的を持って生きるには
人生は短すぎる
時間がぼくを
暗殺するだろう
無目的に生きるには
人生は長すぎる
退屈がぼくを
拷問にかけるだろう
どこかまんなかってないのかな。
(020219夜)
*************************
23/
おまえと
すっぱだかで話がしたい
あとのことはどうでもいい
おまえと
すっぱだかで抱き合いたい
あとのことはどうでもいい
なんて楽なんだ
なんて楽しいんだ
退屈な 夜は
部屋で 眠ろう
疲れた昼がいい。
昼寝しようぜ。
ぐっすりぐっすり
眠るんだ
すっぱだかで。
(020219夜)
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22/
死にうち勝つ 必要なんてない
死をねじふせる 必要もない
ただ
ただ
負けさえしなければいい
待っていれば
あいつは必ず来る
向こうのほうから
やって来る
「やあ」
片手をあげ ほほえみながら
やつはいう
「待ったかい?」
ぼくはいう
「おまえはいつも不意打ちだな」
と。
心の底から笑ってやるぞ。
あいつはホントに公平なやつだから。
だから
ただ
静かに
待てばいい
そうすればいい
死に
負けることはない
(020219夜)
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21/
セックスを
過大評価するのはまちがいだ
なにもできなくなってしまう
部屋で一生を終えなくてはいけない
セックスを
過小評価するのはまちがいだ
めちゃくちゃになってしまう
牢で一生を終えなくてはいけない
セックスは
置き場所が むずかしい
神殿で 崇拝するほど たいしたものではないし
骨壺に 封印するほど おそれるものでない
セックスが
ゆったり くつろいで 座ってくれる
そんな 場所は ないものか
きっと、ある。
ほんの 一瞬だけ
現れては 消える。
(020219夕方)
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20/
言葉よ
ぼくはきみを
うさぎのように 野に放つ
言葉よ
うさぎのように とびはねろ
月みて はねろ
アリスを ワンダーランドへ
連れていけ
脱兎のごとく かけぬけろ
にんじんくって はねまわれ
言葉よ
ぼくは きみが こわい
きみが どこへいくのか わからないからだ。
きみが どこかで 人様の 大切なものを
かじるかもしれないからだ。
でも言葉よ
きみはそんなことは気にするな
思うぞんぶん はねまわれ
疲れはてるまで とびはねろ
日がくれるまで もう 時間はないからだ
だから みんな
なにか あっても
うさぎの 悪戯だと 許してほしい
うさぎは案外 臆病なのだ
臆病だから
たまに いたずら するのだ
言葉よ
思うぞんぶん はねまわれ
どうか そうしてくれ
あたりが すっかり 暗くなるまで
(020218昼)
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19/
連休明けはいつもブルー
誰もがブルー
ブルーの満員電車。
まっさおな空
よけいにブルー
そらがとってもあおいから。
(020212朝)
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18/
「旅先で撮った ビデオを みせて あげる」
そのひとは ぼくを誘ってくれました
とても仲のいい ひとです
ぼくはそのひとが大好きです。
でも そのビデオを みるうちに
ぼくは だんだん 退屈してきました
1時間たって うんざりしました
2時間たって 腹がたちました
何をしているのだ ぼくは、と。
そのひとは とても幸せそうに
ビデオを みせてくれます
そのひとの 笑顔を みると
ぼくは とても 幸せな
なずなんですが------------
ぼくは そのひとと 同じ 旅を していない
そのことに 気づきました。
そのひとが みた景色
そのひとが 聴いた音
そのひとが かいだにおい
そのひとが 感じた温度
そのひとが 食べた料理の味
ぜんぶいっしょに分かちあいたい
なのに ぼくには それが できないのです
ぼくは かなしくて そして
すこしだけ 腹がたちました
どうして ぼくには できないのだろう、と。
そして 次に
じぶんを 激しく 憎みました。
ぼくを幸せにしてくれようと いっしょうけんめいの
そのひとに 腹をたてる
愚かなじぶんを 恥じました。
そんなこんなで、ビデオをみたのです。
とうとう 最後まで みたのです。
(020210朝)
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17/
刃物みたいなひとがいます。
刃物は役にたつ。
野菜や肉を切って あったかいごはんをつくり
ひとのおなかを満たしてくれます。
紙を切って 本をつくり
ひとのこころを満たしてくれます。
でも 刃物を手に
外には 出ないほうが いい
抜き身の 刃物を手に
表に 出ないほうが いい
道行くひとが あなたを みる目が 変わるでしょう
あなた自身も 変わってしまうでしょう
刃物みたいなひとがいます。
たしかにいます。
(020210朝)
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16/
異常と正常
常識と非常識
それは 多数決の産物だ。
むかしのギリシャじゃ
男が男を愛するのが 貴族の嗜みだったとか
奴隷を人間じゃなく 家畜として扱ったとか
わが祖国ニッポンだって
人間は 50歳で 死ぬのが当たり前だった
ほんの ほんの100年前の話だよ
数はいつも うごく
いつかわるか わからない
だって数は 人間がつくったものだから
数は 人間そのものだから
「多くの場合 先のものは後となり
後のものは 先となるであろう」
イエスさまもうそうおっしゃったとか。
ぼ、ぼ、ぼぼ、ぼぼぼ、ぼぼぼぼ、
ぼくは、イイイ異常なんダダダだろうか?
(020207夜)
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15/
人生と真剣に向き合うことは
とても 重要だ
世界や社会と真剣に向き合うことも
やっぱり とても 重要だ
だけど
だけど
真剣になることと
悲観的になることは
ずいぶん ちがうとおもう。
(020207朝)
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14/
にんげんをこえたものは
「ある」のか「いる」のかワカランが
存在するとおもいます。
科学的にも証明できます。
それを
アラーと 呼ぶのか
the Godと 呼ぶのか
八百万と 呼ぶのか
メシアと 呼ぶのか
エホバと 呼ぶのか
オウム・ナマ・シバヤと 呼ぶのか
宇宙と 呼ぶのか
コスモスと 呼ぶのか
自然と 呼ぶのか
時間と 呼ぶのか
それは にんげんが 決めたことです。
にんげんが つけた 名前に すぎません。
名前なんて どうでも いいんです。
本当に どうでも いいんです。
要は こういうことです。
自分の 意志では どうにもならないものを 意識したとき
にんげんは スゴク 謙虚になれる。
だから
みんな それぞれ 自分の「神様」を みつければいい
それだけで じゅうぶんだと 思うんだけどな。
(020207)
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13/
自尊心と傲慢のあいだには
はっきりした線がある
でも
その線が見えない奴のほうが多い。
自分を愛し 誇りに 思っても
傲慢にならない
それは可能だ。
とてもむずかしいけど
でも可能だ。
それができるひとは
ひかりかがやいている。
(020207)
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12/
たぶん
たぶん そうじゃないかと おもうけど
そうじゃないと いいんだけど
生きていく ことに
ほんとうに たいせつな ことは
ほんとうに 重要な ことは
言葉には ならないんじゃないかな
言葉を こえた むこうがわに
あるような
そんな 気がする
ひどく 恐い。
でも きっと そうなんだろう
きっと 言葉にする
その必要さえ ないんだろう。
ぼくはなんて傲慢なんだ。
(020206)
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11/
ゴミばかりに囲まれて
いきているなら
からだがよごれるのは当然だ
それは 決して
あなたのせいではなく
ゴミばかり 産みつづける
阿呆どもの せいなんだ
ほら見まわしてごらん
あほのほうがおおいでしょ。
かれらは 自分が あほだとも
気づいていない。
(020206)
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10/
ぼくの部屋は洪水だ。
DVDやらテレビやらインターネットやら
レンタルやらセルやらコレクターズアイテムやら
メールやらウエブやらBBSやら
カキコやらアップやらチェキラウやら
BSやらCSやらスカパーやら
あまつさえ書籍やら新聞まで!
イヤだって言ってるのに
もうエエ言うてるのに
勝手にアマゾンが持ってきやがる。
ASAも朝夕来よる。
おぞましい。右往左往だ。五里霧中だ。夢中じゃないぞ。
ぐええ。
情報洪水
過剰情報
過剰摂取
情報過多
胃酸過多より症状がヒドイぞ
ゲロ吐くぞ
情報のゲロだ
部屋がゲロだらけだ どうしよう
でもやっぱりエロはエエなあ。
(020201)
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9/
夜があける前の闇がいちばん深い
そしていちばん美しい
ぼくは大好きだ
もうすぐ夜あけが来るから
(020131)
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8/
百足が嫌いなぼくを説得しても無駄だ
百足を好きになんかなれない
げじげじはみんなきらいだ
好き嫌いを議論するなんて
人生の浪費。
今すぐやめろ。
やめてくれ。
って言ってもわからない阿呆がほとんどだけど。
あんたはどう?
百足はムカデと読みます。
(020131)
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7/
ふたりのひとがであって
たましいが触れあう
そんな奇跡にくらべれば
セックスしたかどうかなんて
些細なことだ
いますぐ
記録から削除せよ。
いますぐ。
そして記憶にとどめよ。
好きなだけとどめよ。
人格とは、記憶の集積なのだから。
(020131)
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6/
恋と愛の
境界線って
どこにあるんだろう
恋人と
愛人の
ちがいを述べよ。
あ
いっとくけど
変人じゃないぞ。
(020131)
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5/
ビル・ゲイツ氏は日本に反アメリカ主義者を大量生産している。
よく読んでみなさい。
「プロパティ」って一体なんだよ?
「ブラウザ」と「エクスプローラ」ってどうちがうんだ?
「ショートカット」だあ? 散髪屋か、おまえは。
ふざけんな、エエかげんにせんかい。
わかるわけないじゃん、日本人に。
ある日とつぜん
そんなワケのわからん外来語が大量に押しよせて
理解できないと「社会的弱者」とかいわれるし
最悪のバヤイ、仕事までなくすハメに陥る
一家心中だ家庭内暴力だ社内失業だ。
どうすりゃいいってのよ、一体。
あああああああああああああ
馬鹿馬鹿しいにもほどがある
愚かにもほどがある
これを「暴力」と呼ばずして何と呼ぶ
これを「帝国主義」と呼ばずして何と呼ぶ
「言語帝国主義」は
いつのまにやら
ぼくの書斎の机のうえに鎮座してござる
アドミラル・ペリーみたいな
まっくろなお姿で
(02.01.31)
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4/
10人の女を愛せばスケコマシと呼ばれ
10万人の女を愛せば教祖サマと呼ばれる
ちがいは一体どこにある?
10人の男を愛せば淫乱と呼ばれ
10万人の男を愛せば聖母となる
ちがいは一体どこにある?
愛することに出入国管理局を作った馬鹿はどこのどいつだ?
おかげでヒトは狂っちゃったじゃないか。
こまったなあ。
おれも狂った。
(02.01.30)
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3/
人生は
ラブホテルと火葬場の間にある。
ぼくの故郷やと 歩いて15分
しんどい上り坂ばっかりや
ぼくがいる時間より
いない時間の方が長い
そうおもえば気楽なもんだ
(02.01.30)
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2/
「美人は3日で飽きる」とやつはいう
でも、ほんとうにそうかな
そうじゃないとぼくはおもう
本当にうつくしい人には永遠に飽きることがない
体はいつか消える
けど、心は永遠
そうおもいたい
心配しないでいいよ
もう泣かなくてもいい
(02.01.30)
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1/
ジョン・ライドン子曰く
「ぼくが さしだす 宝石を こばむ
阿呆は 野壷の なかで 一生を 終えればいい」
まったくそのとおり
そう
ぼくはかまわない
そのひとの人生だし
野壷に捨てたいなら
捨てればいい
うん、99%はそうだ
みんなそうだったね
みんな捨ててる
ぼくはかまわない
だから
頼むから
ぼくのこともほっといてくれないか
(02.01.30)
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まあとりあえずこんなところです。あまり深刻に考えないでください。(キリスト教暦2002年、イスラム暦1422年1月30日発足)
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