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オリコンはどうしてこんな訴訟を起こしたの?

烏賀陽の答「ぼくもさっぱりわかりません。びっくり仰天です。オリコンさんに聞いてください(笑)」

 

 事実だけを述べるにとどめましょう。烏賀陽は03年2月3日号の「AERA」にオリコンに関する記事を書いています。読んでみてください。

 この記事を書いた当時、烏賀陽は朝日新聞の社員でした。記事が出るやいなや「AERA」の編集部に、何と小池恒社長御みずからお怒りの電話がかかってきました。

 幸か不幸か小生は留守で、代わって応対した副編集長に向かって小池社長は約30分間怒鳴り続けました。「これはオリコンの信用を意図的に傷つけるものだ」と。でも、最後は興奮が収まられたのか、「まあ、それでもこれからもよろしくお願いしますよ」と言って電話を切られたそうです。それがぼくの聞いた話です。

 このころから、オリコンにとって烏賀陽は「好ましからざる人物」としてブラックリストに挙げられていたことは確かです。しかし、ぼくはオリコンにそんなに興味もなかったので、今日に至るまでオリコンについて自分の筆で書いたことはこれ一回限りです。「OC」の編集長とも時折メールでやりとりしてましたから、そんなに全社的に憎まれていたとも思えない。

 AERAの記事をもう一度読み返してください。この記事は、サウンドスキャンの登場によってオリコンの30年にわたるヒットチャートの独占が破られたこと、サウンドスキャンのPOSデータと比べるとオリコンのチャート数字には独特の「癖」があることを指摘したにすぎません。

 つまり烏賀陽は「オリコンの統計精度が低い」とか「信用できない」とは、ただの一度も言っていないのです。

 それから、これはもうひとつ大事な点ですが、烏賀陽は「オリコンがチャートを操作している」などとは一回も言ったことはないし、そんなこと考えたこともない。セキュリティホール(つまり泥棒が入ることができる急所)を狙って、操作しようとするレコード会社の宣伝や営業担当者を取材したことがある、と書いているだけです。

 なのに、オリコンは「烏賀陽は『オリコンがチャートを操作している』と事実無根の誹謗中傷を繰り替えした」とおっしゃるんですね。これが不思議なんです。こちらが一度も言わないことを、どうしてご自分で言われるのでしょうかねえ。何かぼくが知らないことがまだたくさんあるのかもしれません。

「セキュリティホールが空いていますよ、泥棒が入りますよ」と親切に警告している人間を「おれの会社にセキュリティホールがあるとは何事だ」と怒り狂うというのは、ぼくの理解を超えた世界です。一体何なのでしょう。

 

(070218)

 

 

 


 

 

 

 
 




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