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■勝手に対決させちゃうぞ!■ |
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ぼくは性格がねじれている。ひねくれているのだ。 何がひねくれているかというと、世間が騒いでいるものにことごとく背を向けるくせがあるのだ。「はやりもの」がきらいだといってもいい。 今に始まったことではない。20年ほど前(うわあもうそんな昔かい)、大学生だったころ、ぼくはアイルランドのマイナーなバンド「U2」が大好きだった。ところが、彼らが「WAR」というアルバムで世界的なスターになってしまうと、見向きもしなくなってしまった。「他の人がこれだけ愛しているのなら、おれがこれ以上愛してやる必要はないな」などと言いつつ。 そういえば村上春樹の「ノルウエイの森」が大ブームだったのも、ちょうどそのころだったけれど、ぼくはその後十年くらいあの本を手に取ろうとしなかった。そのくせ読んでみたらおもしろくてたまらず、しばらく村上作品に耽溺していたのだから、自分で言うのもあほらしいほど、おかしなやつだ。 そういうわけで、昨年あれほど社会を震撼させた「純愛ブーム」にも、見向きもしなかった。本屋でうずたかく平積みにされたベストセラー本も、素通り。映画館に長蛇の列ができていても、視線をそむけ、しらんぷり。 (いま書いてみて気付いたが、こんなに世事に疎いやつがよく十七年も記者が務まったもんである。いや、こういう悪癖の持ち主だからこそ記者としてはダメダメだったのかもしれんね) とはいえ、興味がないわけではない。流行に躍らされているように見えるのがカッコ悪い、と思っているのだ。偏屈な自己愛にすぎないのだ。本当はちょっかいを出し合いのである。映画も小説も大好きなぼくが、無関心でいるはずがない。 そこで、考えた。さすがの純愛ブームも沈静化した昨今。そのスキを見計らって、イケズなことをしてみてはどうか。純愛もの大ヒット二大巨頭である「世界の中心で、愛を叫ぶ」と「いま、会いにゆきます」の両者を、原作の小説を読み比べ、さらに映画も両方見て、比較したら、どんな結果が出るのか。なにせ、両者とも原作が300万部、毛語録か聖書なみに売れたというではないか。それを勝手に対決させちゃうのだ。どうです、すごいでしょう。ホントにひねくれてるでしょう(笑)。 まあ、前置きは、どうでもよろしい。結論にいきましょう。 判定。パンパカパーン。 (2005.10.13) |
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